【閲覧注意】出会い系のキレイ系ニューハーフと会ってしまった結果……

ある夜、仕事が終わると出会い系のJメールから通知が来ていました。珍しいなあと思いながらサイトにログインし、メールボックスを開く。
Jメールだと、
こんな風に左端にプロフ画像が表示されるので、メールを開く前に顔を確認できることがあるのですが、そこに載っていたのは、
おおお、むっちゃキレイな女の子じゃんッ!
超上玉といっても差し支えないレベルの女の子。ハーフっぽい顔立ちで、ちょっとケバいけどキャバクラにでもいそうな感じ。
これはやばいな、でも業者の可能性もあるしなあ。不安半分、期待半分くらいの気持ちで、俺はメールを開きました。
「未工事のニューハーフですけど良ければ仲良くしてください♪」
ニューハーフ、だと……?
キレイ系ニューハーフに口説かれて悪い気のしない俺マジでヤバいかもww
「プロフ写真がむっちゃタイプで思わずメールしちゃいました♪」
と、どうやらこういうことらしいです。ニューハーフの彼女(?)の名前はあやみちゃん(年齢は20代前半)といって、最近テレビで見る中条あやみに似ていると夜の仕事のお客さんに言われたのが由来だとか。
「メールありがとうございます! ニューハーフの人と初めて話します笑」
「そうですよね♪ ニューハーフは大丈夫ですか? ノンケですよね?」
「偏見とかはないのでその点は大丈夫かと。ノンケ? ってなんですか?」
「同性愛者じゃないって意味です! すみません、分かり辛かったですね(^^;)」
的な会話をしていたら「電話で話せたりしますか?と聞かれました。特に支障はなさそうなのでライン通話で話すことにしました。すると、
電話はあまり得意ではありませんでしたけど、好奇心から、少しだけ通話をしてみることにしました。
「もしもーし、あやみです♪」
通話に出た声は、男にしては高く、女性にしては低い、中性的なものでした。電話なので、普段よりもいくらか高い声になっているのだとは思いますけど。
「良かったら今度、お休み合わせて会ってみません?」
「まあ、お茶くらいなら……。外見ってまんま女性なんですか?」
「大事なところ以外はね♪ そこはまだ検討中なのー」
なんかヤバそうだなあと思いつつ、押し切られるような形で、その週の日曜日に会ってみることになりました。
大丈夫だろうか……。
出会い系のニューハーフ(肉食系)が想像以上にレベル高くて思わず……
実物はとんでもない美女でした。
スラリと伸びた手足に、ハーフを思わせる整った容姿。周囲の男は、例外なく彼女のことを二度見していました。
「あやみちゃんも、写メよりもずっとキレイですね……」
「ほんと? ありがとー♪ じゃあ今後の展開にちょっと期待してもいいのかな?」
「いやあ、それはちょっとわかんないけど……」
「なんだあ、残念……。ごめんね、わたしって結構肉食系だから」
肉食系と言われ、ビクビクしながらカフェに入りました。
取って食われるんじゃないかと、、、
ふと彼女の胸元が気になりました。大きな膨らみがあり、谷間がある。女性よりも女性らしい、その胸。するとその視線に気付いたのか、
「なあに、触りたいの? 柔らかいって評判だよー?」
彼女がテーブルの上に乗せていた俺の手をおもむろに取る。その手を彼女はゆっくりと自分の胸に持っていき、指先がその柔らかな物体に触れました。
「どう? どう? 柔らかいでしょ♪ そこらへんの女には負けない自信あるんだ」
「まあ、確かに立派だね、うん」
「ねえ、このおっぱい生で触ってみたくない……?」
「え……」
「何もしないからさ。ね? 2人きりになれるところ行こ? ね、いいでしょ?」
その妖しげな囁きに誘われるように、あるいは導かれるように、俺は席を立ち、カフェを出て、そして、あやみちゃんと共にラブホテルへと向かっていました。
あやみちゃんのその顔と胸の前には、チンコが付いていようがいまいが、どうでもいいことのように思えてしまったのでした。正気に戻ったのはホテルの部屋で「未工事」済みのそれを見た時で、その時にはもう、後戻りはできなくなっていました……。
ニューハーフに未知の扉を開かれた俺は一体どこへ向かうべきなのか……
おそらくあやみちゃんとの出会いは、これまでの人生で一番のターニングポイントだったんじゃないかと思います。人生観が変わりました。
別に男が好きになったんじゃありません。「ニューハーフもあり」になったというだけの話。
以前、あやみちゃんがこんなセリフを言っていました。
「男のことは男が一番よくわかってる。だからニューハーフは最強なの♪」
外見も、仕草も、言動も、何もかも、男が求めているものが分かり、それを実践できる。ニューハーフの強みは、そんな男心を掌握できる部分にあるようです。